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木曜

泊めてくれる人

僕にとって、泊めてくれる人と言えば、妹ですね。
僕は野球観戦が好きで、よく遠出をして球場まで見に行くのですが、時々、延長戦に入って帰宅の手段を失うことがあるのですよ。
そんな時、球場の近くで独り暮らしをしている妹の部屋にお世話になります。
僕と妹は隠し事のないフランクな仲で「兄貴、しょーがねーな―」とか言いつつ、笑いながら泊めてくれます。
逆に、妹にとって、泊めてくれる人と言えば兄の僕です。妹も、しょっちゅう気分転換とか言いながら泊まりに来ます。
妹とは3つ違い。小さい頃は親戚にしょっちゅう間違えられたくらい、双子のようによく似ています。違うところは、ヒゲが生えているか生えていないかくらいではないでしょうか。
ちなみに、妹にはカレシがいて、僕も紹介されました。なかなかの好青年です。
年ごろなんだから、妹にカレシがいることは別にいいんです。僕も、カノジョはいますしね。
ただ、子供の頃からずっと一緒にいるので、妹がこの青年に抱かれていることを考えると、自分が抱かれているような感覚に陥ったりもしますね。
ワリキリ
そんなわけで、ある時、終電を乗り過ごして、妹の部屋に泊まらせてもらおうと電話をしたところ「カレシいるんだけどいい?」と聞いてきました。僕は「おお、酒買っていくから3人で呑もうや」と言いましたが、今から考えると粗忽でしたね。だって、こんな時間に男と女が同じ部屋にいるなんて、やることはひとつだけでしょ?
そして、僕たち3人は、妹の部屋で酒盛りをしました。まあ、カレシも僕のことを「お兄さん」と慕ってくれていて、いい奴なんですよね。
すっかり酔いが回った僕は、まだ喋っている二人は置いておいて、先に眠ってしまいました。
その夜更け、僕が尿意に目を覚ますと、照明が落ちた部屋の隣の布団でごそごそやってるんですよ。
僕は気づきましたね。隣に兄貴がいるのに、お前らセックスするのかよ・・・って。
さすがに起きだすわけにもいかず、僕はおしっこを堪えながら、横から聞こえてくるクチュクチュと言ういやらしい音と、妹の声を殺しきれない喘ぎに、ひたすら居心地の悪さを味わいました。
そういや、大昔にこんな感じで妹とお医者さんごっこをやったっけなあ、なんて、妹とそのカレシのお医者さんごっこの情景を聞きながら、記憶が呼び覚まされましたね。
割り切り
JCと割り切り